数ある鍵も、いくつかの鍵メーカーによって製造・販売されており、当然のことながら国内メーカーのものがあれば海外メーカーのものまで多数存在しています。さて、そんな私たちの身近に溢れている鍵ですが、実は日本製よりも海外製の鍵の方が性能は良い傾向にあるのはご存知でしょうか。イメージとしては物作りの国日本であることから、日本で作られている鍵の方が性能が良いという感覚がしてしまうものですが、やはり世界は広いということなのでしょうか、海外製の方がセキュリティ面などで優位にあるのです。

どのような部分で日本製よりも海外製の鍵の方が性能は良いのでしょうか。これは極端に言うと、鍵の内部構造であるシリンダーに大きなポイントがあります。厳密に言えば日本製の鍵でもそれなりのメーカーが製造したものであれば内部構造もしっかりと作られているのですが、海外製の場合は日本製のものにはないような工夫がされており、日本製のものよりもさらに性能が良い状態で出荷されているのです。そのため、海外製の有名メーカーの鍵は信頼性が高く、有名な美術館の鍵や銀行にある業務用金庫の鍵など重要な分野で利用されています。

このような海外製の鍵の性能の高さから、日本でも自宅やオフィスなどに海外製の鍵を導入するケースが増えています。日本人からしてみるとできるだけ日本製のものを使用してほしいというのが本音ですが、やはりセキュリティが高いものであれば海外製であっても手を出したくなるのは当然ですので仕方がないことでしょう。

ただ、どれだけ海外製のものが良いといっても、アフターフォローなどについては国内製品の方が充実しているので、海外製の鍵を導入するのは一長一短であると言えるでしょう。ただ、様々なメリットやデメリットを換算した上でも、海外製の鍵がある程度シェアを伸ばしてきているのは、やはりそれだけ性能の高さがあることを証明しているのかもしれません。