防犯性の高い鍵は鍵本体を調べればわかる
鍵にとって防犯性の高さは、食材にとって新鮮であることくらいに重要なものであると言えるでしょう。それもそう、簡単に破られてしまうような防犯性の鍵であればカモフラージュとして設置するくらいしか存在価値がないですから、鍵を取り付ける時にはその防犯性能の高さを重要視する必要があります。さて、そんな鍵の防犯性についてですが、効率の良い見極めかががあるのをご存知でしょうか?それは鍵穴に差し込む方の鍵を見ることです。実は防犯性の高い鍵は、鍵本体を調べればわかります。
鍵本体を見るだけでは、どれも同じような形状をしているように思えてそれほど違いがわかりませんよね。ですが、それでもよく観察してみてください。そうすると鍵の溝の入り方がそれぞれ違っていることに気がつくはずです。これが防犯性の高さと大きく関係しています。
例えば現在の鍵の技術で一番防犯性能が高いとされているディンプルキーというタイプの鍵は、鍵本体にギザギザがなく、くぼみがポツポツとついているとくしゅな形状をしています。これはシリンダーが従来のものではないことを表しているわけですから、今までのピッキングという技法は通用しないなど高い防犯性を示しているのです。
また、従来のギザギザがついた鍵であっても、そのギザギザのつき方によって防犯性能がわかります。一般的に、ギザギザが左右非対称であり、なおかつ上下でも非対称であれば防犯性が高いと言われていますので、鍵を選ぶ時のポイントとしてそのような部分を見れば良いでしょう。また、自動車のイモビライザーという鍵の仕組みのように、電気信号が組み込まれて防犯性を高めている鍵もありますので、その点にも注目するべきです。
何も考えずに見ると代わり映えのしないような鍵も、よく観察してみるとそこから防犯性の高さという重要な情報を見出すことができるため、機会があれば使用している鍵などもチェックしてはいかがでしょうか。